岐阜県郡上市は、名水百選第一号の小さな城下町八幡町、白山文化の白鳥町、山間部の高原地帯はスノーリゾートとして賑わう7つの町で構成されています。
郡上の夏の風物詩は八幡町「郡上おどり」と白鳥町「白鳥おどり」。夏になると町のどの店先にもお囃子が流れ、「ああ今年も夏が来た!」と実感。お盆の期間は徹夜で観光客&地元の老若男女も集い踊り続ける盆踊りの町です。
江戸時代から四百年以上続く「郡上おどり」は見て楽しむより参加して楽しむもの!三味線・太鼓・笛に唄囃子に、踊り手は返し言葉・掛け声・下駄の音で応えます。
現在残る郡上節は10曲、その「郡上おどり」の踊り方を毎年1枚づつ企画し、この地で継承された産業「スクリーン印刷」を使用してお届けしています。10種類の手ぬぐいもいよいよコンプリートし2018年の「まつさか」をもって10曲全てが出そろいました。
長らくご愛用くださり、心より感謝申し上げます!
商品のお問い合わせは「郡上八幡旧庁舎記念館」までよろしくお願い申し上げます。
郡上おどり(てぬぐい製作年)
■ かわさき(2009)
■ 春駒(2010)
■ げんげんばらばら(2011)
■ 甚句(2012)
■ 猫の子(2013)
■ 古調かわさき(2014)
■ ヤッチク(2015)
■ さわぎ(2016)
■ 三百(2017)
■ まつざか(2018)
「通常のスクリーン印刷では、手ぬぐい生地の裏にインクが染み込まない。」
これは細い線画も鮮明に印刷出来るスクリーン印刷の利点ですが、“手ぬぐい”は日本文化の一つ、郡上マニア手ぬぐいは、伝統的な手ぬぐい染めの技法である注染で作られたように仕上げるため、郡上の職人により、裏と表2度刷りをしています。
この丁寧さ、
「郡上の手しごと」で生まれた手ぬぐいです。
グジョのなーアア、
はちーまーん 出てゆくとーきーは
あ、ソンレセ
郡上踊りと言えばこの踊り。
この曲が町に流れ出すと「夏が来た!」と実感します。
ア、ひちりょうさんぶの
はるこま、はるこま~♪
リズミカルなお囃子は、その昔実在したという馬【春駒】のお話。力強い男性的な振り付けで、エネルギッシュに踊り切って下さい!
ア、げんげ~んば~らば~ら
だれの~こ~じゃ~あお~親もな~いが
子もな~い~いが~(あ、ドッコイショ)
♪
かけ声を掛けながら体をひねるこの踊り。ぜひ覚えたい踊りの一つです!
とこどっこいどっこい!
徹夜踊りでも数回しか出会わない、この【甚句】(じんく)。歌詞は勿論、相撲とり。
おはやしも無く唄だけで流される甚句の魅力は、歌声だけで踊りの輪がひとつとなるところ。
・・ヨ~ホ~~イ、ヨ~イ、ヨ~イ、
猫の子がよかろ~
ア、猫の子がよ~かろ~♪
「フ〜ウウ」と、かけ声、げんこつを作って振りかざす「猫の子」は覚えるの必須◎
ぐじょのナ~ハチーマーン(コラ)
でてゆくとき~は(アソンレセ)♪
郡上おどりの中でも最も古いとされている【古調かわさき】は、踊りの初めに1回だけ踊られます。
アラ やっちくサッサ~
きく~も あ~わ~れ~なぎみん~のはーなーし~
アラ やっちくサッサ~♪
かけ声から入るヤッチク、歌詞は宝暦5年、郡上義民伝の言い伝え。
♪ ハァー 呑めよ騒げよ一
一寸先ゃ闇よ(コラサ)
今朝も裸の下戸が来た ♪
郡上おどりの中でも盛り上がりを見せる曲の一つ「さわぎ」。
♪ 今年始めて三百踊り おかしからずよ他所の衆が♪
お囃子は笛・太鼓・三味線のフルバージョン!かわさき、春駒につぐ人気の踊りです。
♪
ヨーホイ もひとつショ
オ サテ がてん ショー
♪
郡上おどりで最後におどられるのが「まつさか」。毎回、この唄が流れると「今宵の郡上おどりはこれで終わり」と分かります。