【クレンジングはオイル派?クリーム派?】雪加クレンジングオイルのお話

過去にドラッグストアで働いていた経験があるのですが、その店舗の美容部員さんに「いつまでオイルを使っているの!? 30歳を過ぎたらクリームにしなさい!」と、当時アラサーの私は叱られました。

 

これ、クレンジングの話なのです。クレンジングオイルはお肌を乾燥させるので、しっとりとした洗い上がりのクレンジングクリームに変えた方が良い、とのこと。

 

 みなさんはどのようなクレンジングをお使いですか?

 

 アトリエキクでクレンジングを開発するにあたって、どのタイプにするかとても悩みました。市販のクリーム・乳液タイプのクレンジングも色々と試してみましたが、洗い上がりはしっとりするものの、化粧落ちに問題があるものや・・・反対にオイルタイプはメイクがすっきり落ちるものの、肌の油分まで無くなってシワシワな感じ。

 

 今やアラフォーを通過した私たちに、肌を乾燥させる化粧品はあり得ません。でも、メイクはしっかりと落とせるものでなければ納得ができない。そこで、美容オイルをベースにしたクレンジングオイルの開発が始まりました。

アルガンツリー
アルガンツリー
アルガンの木の実
アルガンの木の実

 

そもそもクレンジングオイルとはどのような成分でつくられているのでしょう。メイクは主に油に溶けやすい成分でできているので、それと馴染ませるオイル(油 性ベース)。そして、メイクと馴染んだオイルを肌から洗い流すための乳化剤。化粧落ちを良くするための洗浄剤。商品が劣化しないようにするための、酸化防 止剤や防腐剤。他に、保湿成分や香料など様々な成分で構成されています。

 

 重要なのはクレンジングオイルの大半を占めているオイル成分。どのオイルを使用するかで、洗い上がりに差がでます。

 

  アトリエキクでは、石鹸の原料や美容オイルに植物オイルを用いています。ミネラルオイルとは違い、植物オイルは皮脂に近い成分でビタミン類を含んでいるも のもあり、肌によく馴染み柔軟にしてくれます。何種類もの植物オイルをブレンドしては、クレンジングに最適な組み合せを選んでいきました。

 

 また、クレンジングする際の肌への摩擦が少なくなるよう、オイルの厚みやとろみにもこだわりました。

 

乳化剤は、植物油脂由来の原料を使用した安全性の高い成分を探しました。乳化剤を多く配合すると、オイルがしっかり乳化され洗い流せるのですが、洗い上が りがさっぱりするような気がします。そこで、きちんと乳化して洗い流せるけれど肌に潤いを感じられる配合濃度を、試作を繰り返し見極めました。

 

 その結果、美容成分95%配 合というとても贅沢なクレンジングオイルが完成しました。手に取るとセサミオイルとアルガンオイルのしっかりとしたとろみ、肌にのせた瞬間クレンジングし ている事を忘れてしまう感触、軽く肌を撫でるとすんなりメイクと馴染み、ぬるま湯ですすぐと乳液のような質感に変化、洗い流した後の肌はしっとり柔らか。 わがままな私たちの理想のクレンジング、雪加クレンジングオイルの誕生です。

 

  このクレンジングオイルができる前は、美容オイルでのクレンジングをご提案させていただきましたが、ぜひ一度、みなさんのお肌で雪加クレンジングオイルを お試し下さい。「メイクを落とす」という作業から「肌をトリートメントする」お手入れに変わっていく感覚に、共感していただけると思います。

 

※ 防腐剤や酸化防止剤等は配合しておりませんので、直射日光・高温多湿な場所を避けて保管していただくようお願いいたします。

 

※ セサミオイルを配合していますので、ゴマアレルギーの方はご使用を控えて下さい。

執筆者 | 商品開発担当 薬剤師中島